産業ガス業界辞典
Dictionary
産業ガス業界辞典
タービン冷却
【Turbine Cooling】
読み:たーびんれいきゃく
火力発電所のタービン発電機のコイル導体冷却用には水素ガスが用いられている。
タービン発電機は、コイルや鉄心でエネルギー損失が生じると発熱し、温度が上昇する。温度が上がりすぎると発電機の安全性や寿命に影響を及ぼすため冷却が不可欠となる。
水素は空気に比べ、熱伝導率が高く、冷却能力が高い。密度が小さいため風損失(抵抗)が小さい。絶縁力が高い、発電機の構成材料を酸化させないといった特長がある。