産業ガス業界辞典

FCVへの水素充填を行う水素ステーションの設置に際して、最適な用地が確保が難しいケースに対応して、トラック架台にディスペンサー、圧縮機、水素貯蔵部などをマウントした水素充填設備のこと。 移動式といっても、充填を行う場合は充填場所の許可申請...続きを読む

医療施設の中で医療用酸素をはじめとするガスを送給するための配管。酸素の他、炭酸ガス、吸引ガスを貯蔵施設から手術室、回復室、病室などをつないでいる。

半導体製造時の特殊材料ガスの不純物除去にガス配管内のフィルター用として使われている。

90年代に東北大学工学部大見忠弘教授が提唱した半導体デバイスの微細加工におけるプロセス概念。 半導体プロセスの微細加工での問題点は、ウェーハ原料や加工に使用する材料の不純物であるとして、ガス、ケミカル、水などの材料、素材の高純度化とユース...続きを読む

大気から深冷空気分離装置で製造される酸素、窒素、アルゴンなどの総称。 キセノン、ネオン、クリプトンも大気分離ガスであるが、こちらはレアガスと呼ばれる。

液化水素の大量輸送手段であり、40ftコンテナでは圧縮水素トレーラー12台分に相当する量を一度に運ぶことができる。

客先に設置した液化ガス貯槽（CE）にローリー車で液を運ぶ供給法のこと。 中規模のガスユーザーに対して行われる。 ユーザーはCEの貯めた液を蒸発させて使用する。

貯槽や容器に入っている液面を自動的に検知するための機器。 フロート式はフロートが常に液面に浮いていて、フロートの上下動がワイヤーあるいはテープにより液面計本体に伝えられ、液面の位置が表示される仕組みとなっている。 そのほか、平板状のディ...続きを読む

体積の単位。立方メートルのことだが、業界慣例では、「リューベ」と呼称する。これはm3を漢字で表記する際、立方米とし、この読み方からリューベになったとみられる。 産業ガス業界では、Sm3とNm3の二つのm3を使っている。Sm3は30℃、1気...続きを読む

アルシン、ホスフィンなど高い毒性を持った特殊材料ガスを安全に貯蔵し輸送するためのシリンダ。 大気圧以下の低圧充填であり、高圧ガス保安法適用外になる。 アルミ製シリンダー内部にカーボン系の特殊吸着剤が充填されており、吸着剤でガス成分を吸着...続きを読む

SPD（Supply Processing and Distribution)は,医療施設で消費する医療器具や衛生用品、事務用品などの物品・物流を管理するシステムのこと。 SPDを導入してアウトソーシングすることで医療施設では、日々の消耗...続きを読む

Non-Reusable Cylinderの略で、高圧ガスを一度だけ充填できる容器のこと。 フルオロカーボン混合冷媒の供給用として使われている。

都市ガスやLPガスを燃料に装置内で水素を改質、FCスタックで発電し家庭に電気と熱（お湯）を供給する機器。 FCCJ（燃料電池実用化推進協議会）がエネファームと商標統一した。2009年より一般発売されている。

ガスを詰める内容器の周りをガラス繊維や炭素繊維で補強した複合構造の容器。 同じ内容積であれば、鋼製容器の約半分、アルミ容器の6〜7割の重量しかない軽さが最大の特徴。 在宅酸素療法での患者宅のバックアップ容器の他、FCV車載、水素ステーシ...続きを読む

車内に搭載した燃料電池で発電、モーターを駆動させて走行する電気自動車。走行中にCO2を排出しないクリーンなクルマとして期待された。 燃料電池の燃料として水素を利用するため、車内に高圧水素タンク（70MPa)を搭載している。 車両への水素...続きを読む

生体を強力な磁場の下に置くことで、生体内の状態を画像処理する技術。医療用検査機器として広く普及している。 強力な磁場を起こすため、MRIには超電導マグネットが搭載され、液体ヘリウムによる冷却が行われている。 近年では、液体ヘリウムの補充...続きを読む

特殊材料ガスの微小な流量を電子制御するための機器。 CVDや拡散、エッチャー、イオン注入、PVDなど半導体製造装置に特殊材料がすを供給する際に使われる。

医療ガス情報担当者（Medical Gases Representative）の略。 医療用酸素をはじめとする医療ガスの製造販売等を行う企業を代表して医療機関を訪問、医療ガスの適正な使用と普及を目的として、医療関係者（医師・看護師・薬剤師...続きを読む

天然ガスを海外から輸入する際、運搬効率の向上を目的とし、マイナス160℃まで冷却・液化している。 この液化天然ガス（LNG）は気下する際、1kgにつき200kcalの冷熱を発する。LNG冷熱と呼ばれるこの冷熱を無駄にせず、様々な形で利用す...続きを読む

輸入されたLNGは、マイナス163℃の冷熱を持っている。 この冷熱のエネルギーをエアセパレートガスの空気液化や炭酸ガス製造に利用している。